不妊治療を経て妊娠出産、そして離婚シンママ体験記

離婚の決断までの道のり、面会交流、養育費について綴っています。

離婚の危機を誰に相談するか?

私は第1子の娘を出産して3ヶ月後、突然夫から離婚したいと言われました。

 

突然「離婚してほしい」と告げられた - 不妊治療を経て妊娠出産、そして離婚シンママ体験記

 

とにかく頭が真っ白…何からしたらいいのか。

目の前の現実を受け入れる事もできない状態。

 

1人でどうしていいか分からない。

親や友達や同僚の顔が頭をよぎる。

でも、言えない。

心配かけたくないのもある、みんなが夫に怒りをぶつけるだろうなってのも予測できる。

 

大好きな夫が私の大切な人達から嫌われたくない。

コッソリ夫婦で解決して、何事も無かったように幸せでありたい。

 

それが私の希望だった。

 

とりあえず娘が寝ている間は、必死でスマホで検索…

不倫をやめさせる方法、夫婦再構築マニュアル、カウンセリング、、

そんな記事がたくさん出てきた。

 

そして記事の最後に導かれる決済画面。

マニュアルを見るには購入しないといけない。

その金額数万円!

 

今となっては正直アホらしい。

でも藁にもすがる思いの当時の私は、悩みに悩んだ末、あるマニュアルを購入してしまった。

マニュアル通りになるべく親には相談しないこと、夫にとって居心地の良い家づくりをするために夫を責めず笑顔で過ごすことや、感謝の言葉を伝えることなど、必死に再構築を目指して頑張っていた。

 

女と遊んだり旅行したり、好き勝手してる夫…

 

私はとにかく孤独。涙も止まらない。

生後4ヶ月の娘のお世話で体もきつい。

初めて「食べたものの味がしない」体験をした。

友達からの遊びの誘いも普段どおりあった。

でも離婚したいって言われてるなんて言えなかった。

頑張って普通に接してしまう。

今の状況を口に出せるほど自分が現実を受け入れられていない感覚。

 

孤独…こんな生活無理だ。

再構築を目指して孤独に頑張る生活は1ヶ月も経たずギブアップした。

 

私は実家の両親に相談する事に決めた。

 

離婚届を出す前日…家族3人の写真撮影

悩んで悩んで、離婚を受け入れる事に決め、いよいよ明日、離婚届を出そうと決めた日。

すでに新しいアパートを決め、別の女性と住み始めていた夫とある場所で待ち合わせ…

 

娘の学資保険を夫の名義で契約していたため、名義変更のため顔を合わせました。

当時7か月の娘も一緒に3人で窓口を訪れ、名義変更の手続きを終え、さぁ帰ろうかというとき…

 

夫は「なんか飲む?」と自動販売機へ向かいました。そして3人でソファに座り、夫が買ってきた飲み物を飲みました。

フロアには他に誰もおらず、家族3人の時間。

夫は娘をあやし、笑わせている。

この家族が明日、離婚届を出すなんて、誰が思うでしょうか?

側から見たら家族の事情なんて、誰にも分からないですよね。人ん家のことなんて、当事者しか分からないなーと、つくづく感じます。

 

まったりソファでお茶してる、この家族。

夫はすでに一緒になりたい女性との生活が始まっていて、明日やっと願った離婚が成立する。

 

最後の家族の時間。とても切ない。

なんでこんな事になったのだろう。

どこにでもいる普通の家族なのに。

私にとっては、娘も夫も大切な家族なのに。

 

そしてジュースを飲み終え、お互いの車に乗ろうとした時、夫は写真を撮ろうと言いました。

正直、なんで明日離婚する私たちが写真を撮るのかと訳が分からなかったのですが、ここで揉めても仕方ないし、貴重な家族写真になるんだと思い、写真を撮ることにしました。

 

7ヶ月の娘を挟み、3人並んで穏やかな表情の写真。将来、娘に「こんな事もあったんよ」と笑って話しながらこの写真を見れるくらい、私は強い母になりたい。

父娘が良い関係でいられるよう、強くありたい。

そんな事を思いました。

 

そして私たちは別々の家へと帰りました。

 

その日の夜の事、私は夫にラインをしました。

「本当に離婚届を出す事に、迷いはない?」

今日、家族で穏やかな時間を過ごしたんだ。

もしかしたら、私はわずかに夫の心変わりを期待していたのかもしれません。

 

「迷いはないよ」と返ってきたとき、私はグッと心が硬くなるのを感じました。

母子家庭で娘を育てていく、その現実を精一杯受け止め、眠りにつきました。

突然「離婚してほしい」と告げられた

無邪気じゃなくなった夫

出産を終え、もうすぐ4ヶ月が経とうとしていた頃。

交代勤務をしていた夫は、赤ちゃんの泣き声で眠れないと、日々嘆いていました。

出産と同時に転職していた夫…

 

なんとなく、以前より

 

冗談を言わなくなった

目を見てくれなくなった

一緒に出かけだがらなくなった

笑わなくなった

 

なんだか私たち、ぎこちないな…

と思ってはいたけど、

夫は慣れない仕事で睡眠も充分にとれず、お疲れモードなのだろうと私は思っていました。

 

私と娘は、夫が夜勤の時はなるべく外で過ごしたり、実家に帰ったりして、

夫が寝れるようにと、それを最優先に暮らしていました。

 

疲れがとれて、仕事に慣れたら、また無邪気な夫に戻るだろうと期待して…。

 

 

 

しかし、その日は突然やってきました。

 

アパートの契約について、話していた時

夫がしばし無言になり、なんとか絞り出した言葉が

 

 

「別れたい」

 

 

 

私は全然状況が分からず、言葉がでない。

夫の出す雰囲気から、冗談ではないことだけは分かり、私は静かに涙があふれる。

夫も涙を流している。

 

どうしよう……なんで……

 

抱っこしている娘の重みが増したのを感じました。

 

夫が私と別れたい理由は、

 

なんでか分からないけど、妻への気持ちが冷めた

一緒に暮らすのがつらい

なぜか妻に触れられない

 

 

 

こんな内容でした。

 

はじめての育児、頑張ってるのに。

夫が少しでも寝られるように、気遣ってきたのに。

私は夫が好きで、一生懸命頑張ってきたのに。

ひどいよ。

 

 

理不尽な思い、悲しさ、虚しさ、悔しさ、怒り、、、たくさんあるのに、言えない私。

 

 

「離婚はしないよ」

 

と言うので精一杯。

 

怒れない、気持ちをぶつけられない。

溜め込んでしまう、私のこの性格…

 

 

 

この日から、数ヶ月…

「離婚したい」という夫と「離婚はしない」という私の、真っ向からの思いの違いに、答えの出ない苦しい日々が続きます。

 

夫に、好きな女性がいて、その人と一緒になりたがっていると分かるのは、この数日後です。

 

 

 

自己紹介〜なぜシングルマザーになったのか〜

はじめまして。まずは自己紹介…

 

現在30歳のシングルマザーです。

1歳の娘と両親とワンコ1匹と穏やかに暮らしてます(^^)

 

 

25歳で4年付き合った夫(当時27歳)と結婚して、夫婦2人楽しく暮らしてました。

本当に自由で楽しくて、一緒にいて幸せでした。

結婚してすぐに子どもが欲しかったけど、なかなか授からず…。

原因不明不妊不妊治療に通い、結婚3年でようやく妊娠!

 

幸せな妊娠生活、そして出産。

 

「出産おつかれさま。感動したよ、ありがとう。3人家族になったね。大切に育てようね」

 

出産の日の夜、入院中の私に夫がラインをくれました。

とても心が温かくなりました。

 

 

 

それから3ヶ月後…

 

突然、夫から「別れたい」と告げられました。

 

 

 

 

 

妻への気持ちが冷めてしまい、一緒に暮らせない。

なぜか触れられない。

他に一緒になりたい女性がいる。

何もいらない、身ひとつで出て行く。

すべて俺が悪い。俺は裏切った。

家事も育児も一生懸命してくれてるのが申し訳ない。

 

 

 

 

そう言って、彼は静かに結婚指輪を外したのです。

 

 

 

 

はじめての育児に一生懸命な日々に、突然やってきた衝撃的な出来事。

 

私の目の前にいる、この人は誰…?

本当に私の大好きな夫なの……?

 

 

そこから苦悩の日々を過ごした。

何度説得しても、誰が説得しても意見を変えない夫。

 

好きになったという女性と遊びほうける夫…

 

子どもの前で笑って過ごせない私…

 

今、いったい何が大切?

何が正解?どうしたらいい?

 

 

毎日毎日、考え続け、自問自答し続けた。

 

 

そして、数ヶ月かけて離婚を決断したのです。

 

結婚して4年3ヶ月後、付き合って8年、出産して7ヶ月の時でした。

 

 

2人で一緒に離婚届を出し、私はシングルマザーになりました。

 

29歳の春の出来事でした。

 

 

離婚の決断、シングルマザーについて考えたこと、面会交流から養育費の事など、私の体験を綴っていきます。

 

 

 

離婚の決断を後悔したことは一度もないです。

元夫の悪口も言ってないと思います。

自分で選んで結婚した人ですし、何より大切な娘の父親ですから。

 

彼には幸せであってほしいと思ってます。

そして、ずっと元気でいて、娘に父親としてできる限りの愛情を伝えてほしいと思ってます。

 

そんな考えのシングルマザーブログです(^^)